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RPO・RTOとランサムウェアを考慮したバックアップ方式の選定

オリジナル1問1答目安 7分

H社は,工作機械の部品を設計・製造する従業員500名の企業である。同業他社がランサムウェアの被害を受け,バックアップまで暗号化されて復旧に長期間を要したことから,H社はバックアップ方式を見直すことにした。情報システム部のJさんは,業務ごとの要件を表1のとおり整理した。

表1 業務ごとのバックアップ要件

業務対象システムデータ量RPORTO
受注受注DB(DBMS)400Gバイト15分4時間
経理会計サーバ(DBMS は使わず,ファイル形式でデータを保存)200Gバイト24時間8時間
設計ファイルサーバ16Tバイト24時間72時間

〔全業務に共通する要件〕

  • バックアップは,本番システムと異なる装置に置き,かつ,本番環境の管理者アカウントでは削除・改変できない保管先(オフラインの媒体,又は書換え不可の設定をしたストレージ)に保持すること。

Jさんは,候補となるバックアップ方式を表2のとおりまとめた。判定に当たっては,失われ得るデータの最大の時間幅は取得間隔に等しいとし,復旧に要する時間は表2の「復元に要する時間」だけで見積もることにした。

表2 バックアップ方式の候補

方式内容取得間隔保管先復元に要する時間
PDBMS のフルバックアップ(毎日1回)と,トランザクションログの転送を組み合わせる。DBMS の機能を使うので,DBMS にだけ適用できる。5分(ログの転送間隔)別拠点のストレージ(書換え不可の設定)フルバックアップの復元が1Tバイト当たり2時間,加えてログの適用に最大1時間
Q毎日1回,フルバックアップを本番サーバ内の別ディスクに取得する。24時間本番サーバ内の別ディスク(本番の管理者アカウントで削除可能)1Tバイト当たり1時間
R毎日1回,クラウドストレージにバックアップを取得する(週1回フル,他の日は差分)。24時間クラウドストレージ(オブジェクトロックによる書換え不可の設定)回線経由の復元で,1Tバイト当たり5時間(フルと差分の適用を含む)
S4時間ごとに,本番データを置いているストレージ装置のスナップショットを取得する。4時間本番と同じストレージ装置内30分
T毎日1回,テープにバックアップを取得する(週1回フル,他の日は差分)。テープは取得後に装置から取り出して金庫で保管する。24時間金庫内のテープ(オフライン)金庫からの取出しに2時間,加えて1Tバイト当たり3時間(フルと差分の適用を含む)

設問

受注,経理,設計の各業務に適用するバックアップ方式の組合せのうち,表1の要件と全業務に共通する要件を全て満たすものはどれか。解答群のうち,最も適切なものを選べ。

解答群

受注経理設計
アSTT
イQQR
ウPRR
エPRT
オSST
カRTR

正解 0 / 解答 0(全1設問)

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